1, 音階

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1-3, 上行音階と下行音階


1-3-1, 基本形

基本音階のうち、

導音が2度上行して主音に達する音階を上行音階
導音が2度下行して主音に達する音階を下行音階
と言う。


民謡音階琉球音階上行音階
律音階都節音階下行音階
と言う。

1-3-2, 異向形

上行音階が下行するとき
下行音階が上行するとき
基本形の音でない音を使うことがある。
この音を異向形導音と呼び、
異向形導音を使った形を異向形(音階)と呼ぶ。

また、それぞれの音階は、

琉球音階下行形琉下
民謡音階下行形民下
律音階上行形律上
都節音階上行形都上
と略してと呼ぶ。 また、異向形導音を異導(音)と略して呼ぶ。

音声は上の譜と下の譜を繋げたものになっている。

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基本形と異向形はもちろん独立して存在するわけではなく、曲の中で混在する場合の例を示す。


導2と異導は続けてはいけない。
具体的には2度で隣り合う中間音を続けて鳴らしてはいけない。


伝統曲では、音階によって頻度に差はあるものの、ときには見かけることがある。


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