西洋音楽において、「導音」は狭義には主音に下方短2度で接する音をいうが、
島田式では、主音に下方、上方に長、短2度で接する音を導音と呼ぶ。
また、広義では、核音に2度で接する音も導音と呼ぶ。
各基本音階に導音(中間音)は2つあるが、
一つは | 核1(主音) | に対する導音で | 導1 | と呼ぶ。 |
〃 | 核2 | 〃 | 導2 | 〃 |
民謡音階 | では、 | 導音が核音に | 下に長2度 | で接する。 |
律音階 | では、 | 〃 | 上に長2度 | 〃 |
琉球音階 | では、 | 〃 | 下に短2度 | 〃 |
都節音階 | では、 | 〃 | 上に短2度 | 〃 |
基本音階のうち、
導音が主音(核音)に | 半音=短2度 | で接する音階を | 陰音階 | と言う。 |
〃 | 全音=長2度 | 〃 | 陽音階 | 〃 |
陰音階…琉、都
陽音階…民、律
一般には陰音階は都節音階だけを示す言葉だが、
広義には琉球音階も琉陰といって陰音階の範疇に入る。
島田式では都節と琉球音階を陰音階とする。