1, 音階

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1-2, 陰音階と陽音階

1-2-1, 導音

西洋音楽において、「導音」は狭義には主音に下方短2度で接する音をいうが、
島田式では、主音に下方、上方に長、短2度で接する音を導音と呼ぶ。
また、広義では、核音に2度で接する音も導音と呼ぶ。

各基本音階に導音(中間音)は2つあるが、

一つは核1(主音)に対する導音で導1と呼ぶ。
核2導2
単に導音という場合は導1を指す。


民謡音階では、導音が核音に下に長2度で接する。
律音階では、上に長2度
琉球音階では、下に短2度
都節音階では、上に短2度

1-2-2, 陽音階と陰音階

基本音階のうち、

導音が主音(核音)に半音=短2度で接する音階を陰音階と言う。
全音=長2度陽音階

陰音階…琉、都

陽音階…民、律

一般には陰音階は都節音階だけを示す言葉だが、
広義には琉球音階も琉陰といって陰音階の範疇に入る。
島田式では都節と琉球音階を陰音階とする。


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